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自立移行住宅 あーすろーど

自立移行住宅「あーすろーど」とは

自立移行住宅のイメージ(模型)
 あいえるの会では、地域での自立を目指す障がい者のために、自立移行住宅「あーすろーど」を建設しました。
自立移行住宅「あーすろーど(地球への道)」という名前には、理事長の3つの思いが反映されています。
 
  1. 地球の大地に根付かせる自立生活
  2. 障がい者自身の動き(道(ロード)を歩む)が社会を変え、さらに地球を守ることに繋がると信じて
  3. 障がい者の自立を明日(アース)につなげていき、後輩の自立を促していく
 
 あいえるの会の自立移行住宅は、生活の全てにおいて介助が必要な、重度訪問介護を利用して生活する人たちが入居対象になります。グループホームや入所施設のように管理人や常駐のスタッフは置かず、入居者は自分で介助者を確保し、自分の生活を組み立てます。
 一方で、最初から全くサポートなしというのは不安な部分があるかと思いますので、実際に自立をしているあいえるの会の当事者がILP、ピアカンなどの必要なサポートを行う予定です。
 
 住宅を建設するにあたって、一番こだわったのは“場所”です。通常、障がい者のための施設は郊外に建設されることが多く、疎外された感があります。人が生活し、賑わっている街なかに住宅を建設することで、日常的に地域の皆様と触れ合い、関わりが増えることで、障がい者の理解につながると信じています。
 
 自立移行住宅では、3年をメドに地域へ移行してもらうこととなっています。入居中に金銭管理、介助者について、地域との交流について等、地域で生活するために必要なことを先輩たちから学びます。
 ここから多くの障がい者が自立していくことを願っています!

「あーすろーど」ブログ

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あーすろーどを出て自立された方々への激励会を行いました

2023-03-13
 あーすろーどを出て自立された4人の方々の激励会が行われました。障がい福祉課課長鈴木様、町内会長山崎様、積水ハウス飯野様、そして、TUFの深谷様にお越しいただきました。ありがとうございます。
 前回、お伝えしましたが、2月に皆さんお引っ越しをされています。一人暮らしが慣れてきて、また、新たにいろいろな課題にぶつかってくる時期だと思います。今回は、4人の方々への激励の意味を込めて開催いたしました。
 最初に、白石理事長の挨拶、ご来賓を代表して障がい福祉課課長鈴木様よりご挨拶をいただきました。白石理事長からは「地域に羽ばたくことができておめでとうございます。これからも、地域の中で生活をしていって、地域を変えてください」と、鈴木課長からは「おめでとうございます。障がい福祉課としても出来る限りサポートしていきたいと思います」とご挨拶いただきました。
 その後、DVDで「Nスタふくしま 障がい者の自立めざすシェアハウス 24歳の青年が念願の一人暮らし(2023年1月13日放送 テレビュー福島)」をみなさんに見ていただきました。今回、第1号で自立された三宅貴大さんが取材を受け、制作されたものです。他の3人の方々の生活の様子も、今後取材させてくださいとのことでした。
 DVD上映のあと、4人の方々ひとり一人から、お話をいただきました。「あーすろーどがあって、4人で生活することが出来たことは、とても大きな自信に繋がった」と、みなさん共通して話されていました。入居された頃は、小さい声で下を向いて自信なさげでしたが、今回はしっかり前を向いて堂々と話されていました。
 そして、自立移行住宅あーすろーどの土地探しから担当してきた理事の橋本から、「おめでとうございます。4人が地域に出て生活できたことは、とても素晴らしいことです。地域にインパクトを与えていってください。」と激励の言葉がありました。 
 今後、新しい方々の受け入れが始まります。平日は、見学可能ですので、是非、お問い合わせください。
手前右が、自立された和泉邦子さんです
障がい福祉課課長鈴木様にご挨拶いただきました
最後に記念写真を撮りました

三宅さんに続き、本柳さん、和泉さん、緑川さん、入居していた全員があーすろーどを出て自立を始めました。

2023-03-02
 2月17日、18日、19日と3日間連続で、次々と入居者3人が引っ越しをされました。びっくりするほどのスピードでした。
 入居するには、みなさん、住宅改修が必要でしたので、入居する前から、いろいろと準備をされていました。ご家族、相談員、福祉用具事業所の方等と一緒に工夫をしながら、改修作業をされました。実際に生活を始めると、またいろいろと出てくるとは思いますが、今のところ、みなさん、快適に過ごされているようです。
 一気に、自立者が4人出て、あいえるの会としては、たいへん喜ばしいことなのですが、ちょっと寂しくなってしまいました。早く、次の自立希望の方々が現れることを願っています。
 あーすろーどは、201~204号室の4室が、全て空き室になっています。自立を目指す方々からのご相談をお待ちしています。平日は見学可能ですので、電話連絡の上、お出かけ下さい。 
本柳さんの引っ越しの時の写真です。前列右から2番目が本柳さんです。次の日に左端の緑川さんがお引っ越しされました。引っ越しのサカイさん、ありがとうございます。

入居者全員が旅立つ日がもうすぐやって来ます。本当の意味での自立に向けて、ILP(自立生活プログラム)が行われました。

2023-02-16
 今週末には、いよいよ、みなさんの引っ越しが始まります。引っ越しを前にしての今の気持ち、介助について、感じていること、思っていることを話したり、再度考えようということで、いくつかの項目をあげて近所付き合いなどについて考えたり、先輩から、アドバイスを頂いたりしました。また、一人暮らしでやってみたいこと、一人暮らしをしたいという人がいたら、自分が出来ることって何だろう。入居していた1人、もうすぐ引っ越しをする3人が真剣に考えました。
 まず、一足先に、アパートで一人暮らしを始めた三宅貴大さんから感想をお聞きしました。「そろそろ金銭的な自立という場面も本格的に考えなきゃいけないこと。そして、あーすろーどに住んだ仲間の大切さを学ぶことができ、再確認できました。今後も4人は繋がっていくと思うので、私自身の自立を今後も頑張っていくと共に、自立の素晴らしさとか楽しさとかを、今後のあーすろーどの入居者になりたいという人達に発信していく活動を頑張りたいと思います。」また、17日に引っ越しをする本柳牧子さんにお聞きしました。「いろいろ課題が山積みだあ。私は、どんだけ出来っかわかんない。ちゃんと出来っかどうか不安!今までみたいに、下の事務所に降りて来て『ちょっと~』というわけにはいかない。本当のことを言うと、やってみないとわからないので、前に進みたい」との力強いお話でした。
 主催者の自立生活事業部の秋元恵子さんから、「今回は、座談会みたいにしてやったので、人によっては厳しいことを言うと思ったかもしれません。でも、本当に地域で生活する上で必要なことを話しました。」
 同じく、自立生活事業部の宮下三起子さんからもお話頂きました。「コロナの影響もあり、近隣との関わりを持つ機会が少なかった。また、あーすろーどにいる時は、あいえるの職員が行っていて、守られた環境にいたということを知って頂きました。再度、近所づきあいのマナーを学んでいただきました。自分のことだけ考えるのではなく、相手のことを考えていくことも必要だと言う話をしました。感想としては、『引っ越しをして新しい家での生活に不安はある。しかし、前に進むしかない』という発言に、とても嬉しいと思いました。あーすろーどに初めて入ってきた時は、自信もなく下を向くことが多かったのに、今は誰一人として下を向くことなく、真っ直ぐに前を向いていました。あいえるの会の理念に基づいて、地域で生活していくということは、とても喜ばしいことだと思います。」とのことでした。
 入居前のILPから含めると3年の月日を、共に勉強し、一緒に住んだ仲間としてこれからも進んでいくのですね。今後、新しい入居者があーすろーどにやって来るでしょう。これからも、1人、2人とまちで当たり前に暮らす人が増えていくことを願っています。

三宅さんに続き、本柳さん、和泉さん、緑川さん、入居していた全員が、本当の意味での自立をすることになりました。

2023-02-09
 三宅さんが自立したあと、次々に、県営住宅(復興住宅)、市営住宅に全員が当選し、2月20日までには、引っ越しをして、自立することになりました。あっという間に、あれよあれよという間に決まりました。実際に、生活できるようになるには、トイレや風呂などの住宅改修がどうしても必要になります。何度も足を運んで、ご家族、相談員、住宅改修の担当の方と、話をしながら進めています。3人の皆さんは、前途洋々です。あるご家族が、一人暮らしが心配で心配で「大丈夫か」と聞くと、「自分の心配をしてください」と言われたと、笑っておられました。
 あーすろーどに入居する前の1年間、そして入居されて2年の月日をILP(自立生活プログラム)やピア・カウンセリング等、入居者4人は、共に仲間として、歩み、学んできました。それが大きな力となってここまで来たと思います。自立生活事業部の担当が、自立に向けてのプログラムを企画し、継続してやってきたことが、今に繋がっていると思います。これから4人の方が地域で暮らしていく。そして、そのことがきっかけになってどんどん仲間が増えていくことでしょう。
 担当の橋本理事から、4人の方に向けてお言葉をいただきました。「みなさんが、地域の中で、力強く歩み出すことは、とても素晴らしいことです。これからもご活躍されることを願っております。あいえるの会の一員として共に頑張っていきましょう!」
 あーすろーどは、201~204号室の4室が空きになります。自立を目指す方々からのご相談をお待ちしています。平日は見学可能ですので、電話連絡の上、お出かけ下さい。
あらためて、あいえるの会本部事務所です。2階が自立移行住宅あーすろーどです。

自立第1号の三宅さんに、担当の橋本理事がインタビューを行いました

2023-01-23
 あーすろーど担当の橋本理事が、自立第1号の三宅さんにインタビューを行いました。動画にてお届けします。下記のURLからご覧ください
  
(2019年10月2日~11月18日まで挑戦していました)
【クラウドファンディング無事に達成!多くの方々のご支援、ありがとうございました!】
 自立移行住宅担当の大島です。皆様のご支援のおかげで、プロジェクトを成立させることができました。しかもセカンドゴールまで!ありがとうございました。
 
 工事は順調に進んでおります。来年4月の完成までには、皆さんから頂いた資金をもとに、自立移行住宅の共用備品を購入させていただきたいと思います。
 先日、リビング用のテーブルを見学に行って来ました。電動車いすで使用できるテーブルは高さが合わず、規定のものは難しいと思っていましたが、高さをオーダーすることができることを知りました。使いやすいテーブルを購入するために、利用予定者と相談しながら注文購入していきたいと思います。
 自立移行住宅には、たくさんの共用備品が必要です。皆様の応援に応えることができるように吟味して選び、大切に使わせていただきます。途中、どんな備品を購入したか、また工事の進捗状況も続けてお知らせしていきます。これからも応援よろしくお願いします。
 ご支援、応援本当にありがとうございました。
 

【ご支援いただきました皆様】(掲載ご希望の方のみ掲載しています)※順不同
〇50,000円以上のご支援
飯田しのぶ 様
株式会社トラベルデータ 様
特定非営利活動法人メインストリーム協会様
オク 様
特定非営利活動法人ちゅうぶ様
和泉文子様
チームもちもち様
白石清春様
 
〇30,000円のご支援
三宅貴大様
安孫子健一様
 
〇10,000円以上のご支援
田中恵美子様、水島秀俊様、増子由美様、柳沼清正様、特定非営利活動法人しんせい様
土屋葉様、緑川洋様、森和枝様、白石栄子様、今村登様、Tomoko Campbell様
ミヤK様、株式会社水魚代表取締役 名村考太様、宮本順子様
古市貴之様、添田祐司様・智子様、伊藤達宏様、丹野大様、國井康代様、角田ミキ子様、七海稔様、いとうようこ様
特定非営利活動法人
あいえるの会
〒963-8022
福島県郡山市西ノ内二丁目11-15
TEL.024-954-5504
FAX.024-925-4558
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