自立移行住宅 あーすろーど

自立移行住宅「あーすろーど」とは
- 地球の大地に根付かせる自立生活
- 障がい者自身の動き(道(ロード)を歩む)が社会を変え、さらに地球を守ることに繋がると信じて
- 障がい者の自立を明日(アース)につなげていき、後輩の自立を促していく
自立移行住宅あーすろーどのご利用について
- 常時介助が必要で自立を目指している方
- 一人暮らしをした時に、重度訪問を利用しないと生活が難しい方
- ILP(自立生活プログラム)、ピアカンのカウンセリング受講ができる方
- その他、理事長判断にて許可が出た方
2.入居時にかかる費用はいくらですか(201~204号室の4室)
- 家賃 30,000円/月
- 敷金 90,000円(家賃の3ヶ月分)
- 水光熱費 30,000円/月
- 共益費 1,000円/月
3.入居時に必要なものは何ですか?(利用期間は3年以内)
下記以外の生活に必要なものは、全てご用意ください。
各部屋に、設備として、エアコン、トイレ、ミニキッチン、カーテンが付いています。
共有スペースには、風呂、洗濯機、キッチン、電子レンジ、電気ポット、冷蔵庫、テレビ、加湿器が設置されています。風呂は二つあり、一つにはリフトが付いています。
4.1泊から利用できる部屋があります(205号室)
利用料は1泊2日 2,000円
部屋には、電動ベッド、寝具がありますので、着替え等身の回りに必要なものがあればご利用いただけます。共有スペースの物も使用できます。
「あーすろーど」ブログ
自立第1号の三宅貴大さんの激励会を行いました

入居者の三宅貴大さんがあーすろーどを出て、本当の意味での一人暮らしをはじめることになりました。

メインストリーム協会の方々と、あーすろーどの入居者が中心になって交流させていただきました
午後2時ごろ到着された後、あーすろーどの交流スペースで、ミニ講演会が開催されました。メインストリーム協会の藤原勝也さんからは、国連での障害者権利条約の対日審査について、ジュネーブ報告として話して頂きました。あいえるの会からは、白石理事長が青い芝の会の活動について、メインストリーム協会向けに作った特別資料をもとに話しました。
夜は、感染対策を十分して、食事をしながらの交流会を開催しました。広い場所を借りて、ゆっくりお話できたのは良かったと思います。ミニ講演で白石理事長の若かりし頃の過激な運動の様子を知った若いメインストリーム協会の女性職員さんは、驚きながらも感激していました。熱心に、楽しそうに話をされていました。メインストリーム協会の理事長廉田俊二さんが、よく白石理事長の話をするそうです。 そのためその職員さんは、白石理事長に会いたくて、あいえるの会を研修先に選んだとのことでした。良かったですね。18人が5つのテーブルに分かれて、それぞれのテーブルで話に花を咲かせたようです。
次の日は、会津観光に行かれました。当初は、あいえるの会の職員も一緒に行く予定でしたが、コロナのことがあり、大事をとって、リフトカーをお貸しして、メインストリーム協会の方たちだけで行っていただきました。下見の様子など予めお知らせしました。大内宿、鶴ヶ城、赤べこ絵付け体験等、猪苗代湖を見て、赤べこ公園にも行って、と目いっぱい楽しまれたとのことです。
今回の交流会の企画を担当した三宅貴大さんから感想をお聞きしました。「コロナがなければ、話せる時間がもっとあって、まだまだ聞きたいことがいっぱいあったので、いろいろ話せたと思います。いちばんの収穫は、ジュネーブの報告を聞いて、まず権利条約の対日審査に罰則がないことに驚いたことです。あと、ヘルパーの休憩について、2次会で話した際、基本的にメインでは、休憩=待機、待機=休憩という考えがあり、たとえ指摘があったとしても、まわりのヘルパーとか当事者がその人に対して理解を求めるようなことで、介助の仕事をしていると知って、もう少し、あいえるの会でも議論が必要だと思いました。」とのことです。

入居者の本柳さんが、戸建て住宅の相談に行って来ました

第2回ヘルパー研修報告
9月13日、第2回あーすろーどヘルパー研修会が行われました。内容は外出介助の演習でした。4班に分かれ、それぞれ当事者1名とヘルパー1名、その他同行の職員数名で1チームという構成でした。前半は外出介助で当事者とヘルパーでトラブルが起こり、それを見ていきました。後半はそれを通して、解消に向けてのディスカッションを班ごとに行いました。私の班は当事者T氏、ヘルパーK氏、私を含めた同行の職員2名でした。私達はケーズデンキへ出向き、T氏とK氏がトラブルを演じました。例を挙げると、「なんでこうしないんですか?」とヘルパーが当事者の意向を無視してしまう等がありました。
私が今回の研修会で感じたことは、こういった当事者とヘルパーのトラブルは、お互いの立ち位置のズレから生まれるのだと思いました。ここでいう「立ち位置」とは、「当事者」と「ヘルパー」という立場の違い、彼ら同士における上下関係等あらゆる状況を含めたものです。この「ズレ」を解消するためには、お互いの対話による確認作業が必要なのだと思いました。完全な解消は難しいですが、落としどころを見つけるまでそれを根気よく地道に積み重ねることが必要なのだと実感しました。 (山田貴之)
