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自立移行住宅 あーすろーど

「あーすろーど」ブログ

入居者全員が旅立つ日がもうすぐやって来ます。本当の意味での自立に向けて、ILP(自立生活プログラム)が行われました。

2023-02-16
 今週末には、いよいよ、みなさんの引っ越しが始まります。引っ越しを前にしての今の気持ち、介助について、感じていること、思っていることを話したり、再度考えようということで、いくつかの項目をあげて近所付き合いなどについて考えたり、先輩から、アドバイスを頂いたりしました。また、一人暮らしでやってみたいこと、一人暮らしをしたいという人がいたら、自分が出来ることって何だろう。入居していた1人、もうすぐ引っ越しをする3人が真剣に考えました。
 まず、一足先に、アパートで一人暮らしを始めた三宅貴大さんから感想をお聞きしました。「そろそろ金銭的な自立という場面も本格的に考えなきゃいけないこと。そして、あーすろーどに住んだ仲間の大切さを学ぶことができ、再確認できました。今後も4人は繋がっていくと思うので、私自身の自立を今後も頑張っていくと共に、自立の素晴らしさとか楽しさとかを、今後のあーすろーどの入居者になりたいという人達に発信していく活動を頑張りたいと思います。」また、17日に引っ越しをする本柳牧子さんにお聞きしました。「いろいろ課題が山積みだあ。私は、どんだけ出来っかわかんない。ちゃんと出来っかどうか不安!今までみたいに、下の事務所に降りて来て『ちょっと~』というわけにはいかない。本当のことを言うと、やってみないとわからないので、前に進みたい」との力強いお話でした。
 主催者の自立生活事業部の秋元恵子さんから、「今回は、座談会みたいにしてやったので、人によっては厳しいことを言うと思ったかもしれません。でも、本当に地域で生活する上で必要なことを話しました。」
 同じく、自立生活事業部の宮下三起子さんからもお話頂きました。「コロナの影響もあり、近隣との関わりを持つ機会が少なかった。また、あーすろーどにいる時は、あいえるの職員が行っていて、守られた環境にいたということを知って頂きました。再度、近所づきあいのマナーを学んでいただきました。自分のことだけ考えるのではなく、相手のことを考えていくことも必要だと言う話をしました。感想としては、『引っ越しをして新しい家での生活に不安はある。しかし、前に進むしかない』という発言に、とても嬉しいと思いました。あーすろーどに初めて入ってきた時は、自信もなく下を向くことが多かったのに、今は誰一人として下を向くことなく、真っ直ぐに前を向いていました。あいえるの会の理念に基づいて、地域で生活していくということは、とても喜ばしいことだと思います。」とのことでした。
 入居前のILPから含めると3年の月日を、共に勉強し、一緒に住んだ仲間としてこれからも進んでいくのですね。今後、新しい入居者があーすろーどにやって来るでしょう。これからも、1人、2人とまちで当たり前に暮らす人が増えていくことを願っています。
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