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自立生活事業部

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ピアサポーター専門研修を受講して

副理事長・自立生活事業部 秋元恵子
 令和6年10月28日、29日の2日間ビックパレットふくしまで、ピアサポーター専門研修が行われ受講しました。本来は昨年開催された研修を受講するつもりでしたが、コロナになってしまい受講出来ず今年新たに受講しました。
 昨年は基礎研修だけ受けたのですが、専門研修はさすがに難しかったような気がします。特に専門用語が多く出てきて、なかなか覚えられませんでした。ただピアサポートはピアカウンセリグとよく似ています。それは障がいがあるという事が大きな強みになるという事です。
 一方、ピアカウンセラーは障がい当事者でないとできませんが、ピアサポーターは必ずしもそうではなく、健常者でもなれるという大きな違いがあります。だから、それぞれ役割を分けてサポートしていくということが出来るのが利点かなと思います。研修のなかでも話が出ましたが、制度の事とか法的な事は健常者のサポーターに任せて、当事者サポーターはピアの強みを活かして、あくまでも当事者に寄り添い一緒に動く、つまり当事者サポーターと健常者サポーターがグループで本人をサポートしていくというのが理想かなと感じます。
 今、ピアサポーターがどんどん増えているようですが、今後の課題は研修を受けた私達がどう現場で活動していけるかです。障がいを持つ人の研修ではよくある事ですが、せっかくお金をかけて研修を受けても、その力を存分に活かす場所が少ないという事です。それが一番の課題ではないでしょうか?
 今後私も当事者であるという強みを活かし活動していきたいと思っています。

障害者エンパワーメントプロジェクトについて

横浜みなとみらいで、じりたまの皆さんと。

自立生活事業部 三宅貴大

 去る9 月8 日と、9 月30 日から10 月2 日の3 日間、「障害者エンパワーメントプロジェクト2020」が、横浜の自立生活センター 自立の魂(じりたま)の主催で開催されました。
 このプロジェクトは2020 年に開催される予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で延期となっていました。
 9月8日はオンライン上映会「逃げ遅れる人々」を、このプロジェクトの活動資金を集めるためにクラウドファンディングを行ったので、そのリターンも兼ねて開催しました。
 私自身、震災当時は山形にいたため、この作品を初めて見ました。この映画を通じ、震災当時どのような状況であったかという事を、不十分だと思いますが、少しわかったような気がしました。
 9 月30 日から10 月2 日までの横浜での宿泊プログラムでは、横浜市内のバリアフリーの状況などを学ぶ事が出来ました。観光地である事もあり行けない所はほぼなく、バリアフリーが進んでる印象でした。また歴史的な背景も踏まえて、なぜ横浜が今の形になっているのかなどを知りました。
 都市型ロープウェイや横浜名物の観覧車に乗り、本当に行けない所がないんじゃないかと錯覚するくらい充実してました。
 最終日には、夫婦漫才のおしどりマコケンのお二人が、原発事故や海外の電力事情をわかりやすく解説してくださいました。私は今まで、震災当時福島にいなかった事もあり、原発事故に対しては思いの薄さがあるのではないかと思い、あまり考えてきませんでしたが、わかりやすく解説していただいた事により、深く考えなきゃいけない問題だと感じました。
 バリアフリーの状況と原発事故について学ぶ事ができたプロジェクトでした。

郡山市との意見交換会に参加して

理事・自立生活事業部 外山裕一

 去る8月29日、郡山市役所において障がい者団体等との「意見交換会」が行われ、当法人の他、郡山市内の障がい者団体等、計7団体が出席し、当法人からは宮下理事と私、外山が参加しました。

 今回の意見交換会の議題は、①「各団体からの意見について」、②「選挙情報の発信と投票環境の充実と向上のための方策について」、③「けんしん郡山文化センターの改修について」の3つで、事前に郡山市から配された様式に沿って意見を出しました。

 まず、①「各団体からの意見について」ですが、当法人からは、次の3つ「個別避難計画・地域移行への方策、医療的ケアが必要な方々の進路」について、次に②「選挙情報の発信と投票環境の充実と向上のための方策について」では、「投票所に候補者の顔写真の表示、マイナポータルからの投票」について意見しました。

 また、③「けんしん郡山文化センターの改修について」では、それに先立つ8月27日に事前現地見学があり、市障がい福祉課より参加要請を受け、当法人からは私と柿沼が参加しました。それを踏まえ、車いす利用者と介助者の立場から「座席の数や位置、多目的トイレ、エレベータ」等について意見を述べさせて頂きました。意見交換会で宮下理事は「(障がい者だけでなく)高齢者や小さい子どもにも使いやすい施設にしてください」との意見を追加しました。

 今回、市からの回答の中には残念に思えるものもいくつかありましたが、実現可能な回答もあり、今後の施策に期待が持てる話し合いでした。



「旧優生保護法裁判勝訴」に立ち会って

旧優生保護法最高裁判判決報告集会の様子

理事・自立生活事業部 外山裕一

去る7月3日、最高裁判所大法廷に於いて旧優生保護法裁判の判決が出されました。判決はニュースで知った方が多いと思いますが、勝訴判決でした。私は抽選漏れで法廷に入れませんでしたが、報告集会を行う衆議院会館で待っていると16時30分位に「勝訴した」との報告があり会場は拍手喝采沸き起こりました。続けて、「原告の皆さんが記者に囲まれて対応されているため議員会館への移動が遅れている」との連絡があり、報告集会は予定より30分遅れて開かれたため、最後まで参加できませんでしたが、ある原告の挨拶に涙が出ました。「一緒に戦ってくれた天国の主人に勝ったよと伝えたい」。

本来、「我が子を持つ」という在って当たり前の幸せが、知らない間に法律によって奪われ、長きにわたり隠されてきた事実。それは、時代は違えど、法律を作ったのは私たちが選んだ国会議員、そしてその法律を正当化したのは紛れもなく私たち国民であったことを、私たち一人ひとりが真剣に受け止めなければならない、と思います。そして国はこの判決を生かし、もう二度と旧優生保護法や旧障害者自立支援法のような、法律による人権侵害を起こさない時代を築いていかなければならない、と私は思っています。

開成山公園、リニューアルオープンを受け、バリアフリー調査を行いました。

自立生活事業部 三宅貴大

 去る4月11日、開成山公園に行ってきました。昨年の6月に、開成山公園の改修に関する意見交換会を行いました。今回の調査は、リニューアルオープンを受け、意見交換会で出した意見を取り入れてもらえたのか、という調査を行いました。

 今までの開成山公園は、砂利道が多く車いす利用者にとって行きにくかったです。その舗装を要望していました。改修工事後は、ランニングコースとして舗装された道が公園を一周出来るようになっていました。車いす利用者にとっても自走しやすく、良かったです。

 多目的トイレも前に比べると数も増え、新しくなっていました。前だと多目的トイレを探さなければなりませんでしたが、比較的見つけやすくなったのではないか、と思いました。

 新設された店舗について、出入り口に関しては、バリアフリーになっていました。しかし、店内に関しては、忙しい時間帯であったのもあり、店内の調査は、出来ませんでした。次の機会に調査をしてみたいと思います。

 この調査をして、やはり当事者の意見を聞いてもらえることで取り入れてもらえるという結果を受け、意見交換会をやって良かったと思いました。

公共交通機関との意見交換会を開催しました。

自立生活事業部 三宅 貴大

 去る3月19日、ミューカルがくと館にて公共交通機関との意見交換会を開催しました。この意見交換会には障碍当事者団体として、郡山市聴力障害者協会と郡山盲人協会、福島県視力障害者協議会、郡山市手をつなぐ親の会、みんなと暮らしを考える会そして、あいえるの会の生活介護と自立生活事業部が参加しました。さらにアドバイザーとして、DPI日本会議の佐藤聡氏にも参加をしていただきました。郡山市からは郡山市総合交通政策課、公共交通機関からは福島交通、福島県タクシー・ハイヤー協会に参加していただきました。2月に行われた、障がい者団体の意見集約会で集約した意見を基に、JR東日本に対しては郡山市聴力障害者協会から、福島交通に対してはあいえるの会の生活介護から、福島県タクシー・ハイヤー協会に対しては福島県視力障害者協議会から、と担当を決め、各団体から各公共交通機関に対して、意見を報告してもらいました。

 その結果、福島交通からは「新たにノンステップバスを導入予定である。」という嬉しい回答がありました。

 しかし、JR東日本に関しては、前日に連絡あり、不参加という結果になりました。

 今後も引き続き、意見交換会を行っていきたいと思います。

UDタクシー、全国一斉乗車運動を行いました。

自立生活事業部 三宅貴大

 去る10月20日に、DPI日本会議の働きかけで、「全国一斉UDタクシー乗車運動」が行われました。UDタクシーとは、福祉タクシーでなく通常のタクシーで、「東京オリンピック・パラリンピック」の時に、車いすでも乗れるタクシーをという事で運行されました。ところが、乗車拒否等の差別事例が多く、このことから、今回の調査という事となりました。

 この運動は、「電話で予約」「流しに乗る」「タクシー乗り場で乗る」のいずれかで、乗車拒否に逢わないかという調査を全国一斉で行うという活動で、毎年行っています。私たちは今回は、郡山駅中心に乗車運動を行いました。

 予約の段階で、UDタクシーの運行自体していないという事業所が、前回の調査よりも多かったです。当日も、郡山駅でUDタクシーの駐車台数は、前回のUDタクシーの調査に比べて、少ない印象でした。

 一方で、タクシーの運転手の話では、今後増えるという話でした。

 今後の動きにも注視していかなければならないのでないかと思いました。

優生保護法裁判第二審判決勝訴!!

副理事長・自立生活事業部 秋元恵子

   令和5年10月25日仙台高等裁判所において優生保護法裁判第二審判決が下された。前回9月22日にも仙台の最高裁の判決にも傍聴しましたが、その時の裁判長は除斥期間を理由に原告が勝訴つまり当事者側が負けたという形になってしまいました。その判決理由は2分ぐらいで終わってしまい裁判長が法廷から出た後も私達傍聴人は一体何が起こったのか一瞬呆然としてしまい、何とも言えない空気に包まれました。

それとは打って変わって今回は本当に手を取り合ったり抱き合ったりしていろんな形で喜びを分かち合いました。裁判の後の報告会でも勝利の雰囲気に満ち溢れていました。

それでは一体前回と今回の違いは一体何だったのかと考えた時に、あくまでもこれは私の主観ではありますが、裁判長の考え方人柄の違いだけだという気がします。どんな判決でも判決を出すのは人です。その裁判長の育ち方とか人生観などが出てしまうのではないかと思います。でも、これほど不公平な話はないと思うのです。勝訴を勝ち取れば賠償金は貰えますし、裁判費用も相手側が持つという事になります。勝訴と敗訴の間には大きな違いがあるのです。

 法の上では誰もが平等とは言うけれど、本当にそうなのかと疑問が残る裁判でした。この25日の裁判は国は控訴せず是非終わらせて欲しいものです。

関西研修に行ってきました。

メインストリーム協会にて、懇親会を開催して頂きます。

自立生活事業部 三宅貴大

去る、9月12日から15日の4日間、自立生活事業部の当事者3名と健常者職員4名の計7名で、メインストリーム協会に宿泊し、NPO法人ちゅうぶさんとリングリングさんの3か所の自立生活センター(CIL)に研修に行ってきました。今回は、この研修に参加したメンバーからの感想を紹介します。

 

宮下三起子

私がCILに入る一つのきっかけを作った方々に会って来ました。学んだことは多くありましたが、「楽しくないと人が集まらない」と、どのセンターも言っていました。それが、とても印象に残った事です。

 

外山裕一

私が関西を訪れたのは今回で5度目になる。

初めて行ったのは阪神淡路大震災から3年後、明石海峡大橋の開通記念イベントに参加した時で、その時からメインストリーム協会の雰囲気はすごく素晴らしかった。久し振りにお伺いさせていただいたが、アットホーム感は増しており、特に宿泊3日目の夜は、阪神タイガースが優勝した日で、事務所のテレビで優勝した瞬間を、当事者と健常者全員で飲み会しながら見ていた景色は素晴らしく、また羨ましかった。

あいえるの会設立当初も、アットホームで当事者スタッフと健常者スタッフ、学生介助者が一緒になって飲み会やBBQ、合宿など行っていたことを昨日のことの様に思い出した。それが出来ていたのは自然と違いを受け入れていたからではないか、と私は思う。

 

三宅貴大

自立生活者の支援というところで、支援学校等の学校機関と連携をし、見つけていくことが重要である事、健常者職員と当事者職員との距離が近く、何でも言い合える関係性である事から、事業や相談など、風通しの良い関係になるのではと思いました。

 

栁沼康弘

とにかく、楽しい企画を考える。楽しく働く。楽しくないと誰も近づいてこない。

 焼肉でも、花見でも、遊びでも、何でもいいから、仲良くなる。

 そこから仲間集め、人集めにつながる。そして、地域・社会とのつながりへ。

 

井島紀夫

研修に参加して、当事者を各部署に配置され当事者主体で行われていること、セルフプランも行われており、当事者自らシフトを組みヘルパー利用をしていること、重度訪問介護が24時間体制に整えられて、24時間介護が必須の方にとっては非常によいと感じた。

移動の際、JRと私鉄を利用したが、JR利用の各駅において、駅員の車いすサポートの方が来るのが出発時刻ギリギリまで待たされるということが多々あり、非常に残念に感じた。


柳沼裕美

メインストリーム協会・ちゅうぶ・リングリングの3事業所を訪問させて頂いて、学生ヘルパーが大勢いる事に驚きました。当法人のヘルパーの高齢化解消のためにも、学生ヘルパーの獲得につなげられたらと思いました。

 

様々な、研修で学んだことの中で、あいえるの会に取り入れられるものと難しいものを見極めながら、参考にして、取り入れていけるものは積極的に取り入れて、より良いあいえるの会を目指していきます。

ピア・カウンセリング集中講座のご案内 (申込締切 10月20日)

自立生活事業部 三宅貴大

 この度当法人ではピアカウンセリング集中講座を開催致します。

 ピアカウンセリングの「ピア」とは「仲間・同じ・対等」という意味です。

 社会生活を送る上で、障がい当事者だからこその悩み等を障がい当事者同士、対等な関係で話し合うことはとても重要である、と私たちは考えます。

 つきましてはピアカウンセリングに興味のある皆様へご周知を頂けますと幸いに存じます。

 日程は、令和5年10月26日(木曜日) 11月8日、22日、12月13日(水曜日) 全4日間です。

 全4日間、参加できる方に限らせていただきます。参加申し込みは、下記の申込用紙をダウンロードしていただき、必要事項をご記入の上、自立生活事業部の連絡先より、外山までご連絡ください。

イオン郡山フェスタとの意見交換会について

右後ろ:株式会社日和田ショッピングモールフェスタ 代表取締役社長 野木 正徳氏 左後ろ:社長室 開発課 大澤 祥太氏

自立生活事業部 三宅 貴大

 去る7月18日(火)、イオン郡山フェスタ店で、意見交換会を開催致しました。

 この意見交換会は、今年8月末をもって閉店し、令和8年に、新装開店するという動きを知り、障碍当事者団体とイオン郡山フェスタ様とで意見交換会を行いました。

 当法人からは、多目的トイレについて、特に多目的ベッドの設置、映画館の設置等、車椅子利用者にとって使いやすい大型商業施設の実現に向けて要望しました。

 郡山市聴力障害者協会からは、緊急時等の情報提供に対する支援について、手話や電光掲示板での文字表示による情報提供等の要望がありました。

 郡山市手をつなぐ親の会からは、フードコートで、周りの人の動きや声等が気になり、落ち着いて食事が取れない、という方のためにパーテーション等の仕切りや、落ち着くことが出来る静かなスペースの確保等について要望がありました。

 福島県視力障害者協議会からは、郡山駅等の中心地からイオン郡山フェスタまでのアクセスについて、バスの便数とルートの増加をして欲しい、という意見が出されました。

 イオン郡山フェスタ様からは「ここで出された意見を取り入れて、誰もが使いやすい商業施設の実現を致します」という嬉しいお言葉を頂きました。

 また、イオン郡山フェスタ様から、今後とも意見を聞きたいというお言葉も聞くことが出来ました。何か、この改築について意見等、取り入れて欲しい事があれば、自立生活事業部まで、よろしくお願いいたします。

旧優生保護法裁判不当判決!

裁判所に入る原告団の皆さん

副理事長・自立生活事業部 秋元恵子

 令和5 年6 月1 日午後3 時、仙台高等裁判所にて旧優生保護法における強制不妊手術の損害賠償を求める裁判がありましたが、原告の訴えを却下するという、不当判決が下されました。判決は僅か3 行、時間にして2 分位で終わってしまいました。
 裁判では、旧優生保護法については第1 審に続き違憲とは認めましたが、除斥期間(じょせききかん)が摘要され、賠償請求が棄却されたのです。同様の裁判では、各地で除斥期間の摘要は「正義にもとる」という判決が出ていたので、期待していた傍聴者は一瞬何が起こったのか
解らず、皆呆然としました。そして事態が分ると口々に不満を叫んでいました。私自身も悔しさと、言葉に出来ないやるせなさで涙が出ました。こんな事ってあっていいものなのか、と思いましたが、後で冷静になって考えると、今回の裁判は原告の個人的な事件にとどめられてしまったのではないかと言う気がします。
 私がこの裁判を見守ってきたのは、とにかく旧優生保護法は悪法だと、優生思想は駄目なんだと、はっきり言って欲しかったからです。でも裁判官は、憲法違反とは認めましたが、あくまで個人として優生手術を受けさせられた事、それによって不幸になり、その事だけを見ていて、だから除斥期間を摘要してしまったのではないでしょうか。
 私はこの裁判を傍聴し始めてから5,6年経ちます。コロナ禍の為、一時中断した時もありましたが、4,5回は傍聴したと思います。その中で、毎回感じることがあります。
それは、出来れば私も原告と同じ立場で、裁判の当事者として関わりたかったと言う思いです。自分はたまたま手術を免れて結婚も出来て、子どもを産むことが出来ました。
でもそれは、ほんとに運が良かったというだけで、私の心の中に、何となく申し訳ない様な後ろめたさを感じていました。勿論、結婚して子を持つことだけが正しい生き方だと言うつもりは全くありません。自分の生き方を優生思想によって選べないという事が問題なのです。
 さて。これからの事ですが、原告側は上告する事に決めたそうです。決まったからには、それぞれの思いは別にしてここは原告側、支援者共に一致団結して闘っていかなければなりません。私も最後まで応援しますので皆さんも応援よろしくお願いします。

開成山地区体育館等整備事業に関する意見交換会について

市当局との意見交換会に集まった当事者団体の皆さん

自立生活事業部 三宅貴大

 2023年6月7日に郡山市と障碍当事者団体(当法人、郡山市聴力障害者協会、郡山盲人協会、郡山市手をつなぐ親の会)で開成山地区体育館等整備事業に関する意見交換会を開催しました。

 今回、開成山公園がPFI事業(※)で公園の改修、さらに、総合体育館等スポーツ関連施設を改修するという情報を知りました。その動きを受け、事前現地調査も含めて、意見交換会を開催いたしました。

 当法人は、「誰もが使いやすい」という、大きい目的を目指す立場から、多目的トイレ(多目的シートの設置、広いトイレの設置等)、公園の歩道(段差やバラ園の歩道の幅等)、体育館等観戦用車いす席の増設について要望いたしました。

 郡山市からは、「現在進んでしまった部分もあるが、この場で頂いた意見は、気付けなかった部分もあるので、出来るだけ多く取り入れていきたい」という嬉しい言葉もいただきました。

 この意見交換会で出た意見を基に、開成山公園は誰もが使いやすい公園に、体育館等運動施設は、Bリーグ等のプロリーグの本拠地である事から、誰でもどこからでも観戦出来るスポーツ関連施設の実現となればと祈っています。


※PFI事業 (Private Finance Initiative/プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)
 民間の資金とノウハウ(経営手法、技術およびアイデア等)を活用して、公共施設等の設計および建設(整備)や公共施設等の維持管理および運営を行う手法

バリアフリー調査と生きたいところで桜をみるプロジェクトの一環で、三春と会津若松に行きました。

自立生活事業部 三宅貴大

2023年4月5日と4月12日、“生きたいところで桜をみるプロジェクト に参加をするため、三春の滝桜と会津若松の鶴ヶ城公園の桜を見に行きました。

今回の”生きたいところで桜をみるプロジェクト とは、2022年8月、スイスジュネーブで行われた、国連障害者権利委員会の対日審査の日本に対する建設的対話の際、厚労省の担当官が障碍者の地域移行の現状について、「日本には桜があり、満開時にはみんなで楽しみます。これを施設に入所している方も楽しんでいます。・・・」という回答をしました。

そこでJILの有志の方々が、『好きな場所』『好きな人』『好きな時間』『好きなことをやりながら』というテーマで、SNSに桜の写真をアップする、というプロジェクトを始めたので、私たちも参加することとしました。また、JR東日本の乗務員による乗降介助の調査を兼ねて行きました。

乗務員による乗降介助の調査の方は、様々なトラブルがあり調査が出来ませんでした。

しかし、桜プロジェクトの方は、とても良い写真が撮れました。掲載いたしますので、ご覧ください。

あいえるの会のインスタグラムとFacebookには、もっと多くの写真を投稿していますので、そちらも是非ともご覧ください。

会津若松の桜①
会津若松の桜②
三春の滝桜
三春の滝桜

旧優生保護法裁判第二審傍聴!

秋元氏(仙台高裁前にて)

副理事長・自立生活事業部 秋元恵子

1月16日木曜日、仙台高裁にて旧優生保護法裁判第二審が開廷されました。今回で結審という事で、原告と弁護士が最終弁論を行ないました。最終弁論は、原告から裁判に至るまでの経緯と、それに対しての弁護士の訴えや裁判長に対する願いなどが話されました。その後、次回の裁判日程などを調整してわずか20分程で閉廷となりました。

裁判が始まる前に、元CILたすけっとの杉山さんと少し話をしましたが、裁判長も人間なので、どうしても一審の判決を無視できず、よっぽど大きな理由がない限り覆すことは難しいだろう、と言っていました。私もそう思います。しかし、裁判長も人間なら、尚更自分の良心と正義に従い判決を下して頂きたいと心から願っています。是非、先日の熊本での判決を参考にして欲しいと願います。

なお、今回の仙台高裁の裁判は、今年の6月1日、午後3時から判決が下されます。

JILユース&ニューフェイスプロジェクト主催 「様々な差別事例を知ろう」の参加のお願い

自立生活事業部 三宅貴大

 今回、差別解消に取り組んでこられた講師の方々に障がい種別ごとの差別事例を発表いただき、私たちひとりひとりが様々な差別事例を知り、障がい者差別ついて考えを深めるきっかけとなるよう学習会を開催いたします。

 日時は、2023年2月15日(水)と、2023年2月22日(水)の 13:30~15:30、二日間、開催いたします。

 私、三宅は2日目に登壇する予定です。できる限り両日の参加をお願いいたします。1日のみ参加をご希望の方は担当までご連絡ください。

 様々な障がい者の差別事例を知る良い機会だと思うので、奮ってご参加ください。

 詳しい参加申し込みや詳細については、下記のPDFをご覧ください。

※このイベントの申し込みは、終了致しました。

1月13日、TUFにて放送されます!!

自立生活事業部 三宅貴大

 長い間、あーすろーどを取材をしてくださっているTUFさんが、私三宅の、あーすろーどに入る前から引っ越し後の生活までを追ったドキュメンタリーを、1月13日(金)18:15からのNスタふくしま内のどこかで、放送していただけることになりました!

 是非ともご覧ください!!よろしくお願いいたします。

北海道の知的障がい者施設での不妊手術の強制について

副理事長・自立生活事業部 秋元恵子

 北海道のある グループホームにおいて、20年以上に渡り、障がい者同士が結婚したいと申し出た際に、施設側から男女共に不妊手術を受ける事を求められていたと言う事件が発覚しました。今回、施設側は理由として「(親が育てられなくなった時)、その子どもの生命の保証は出来ない」と言っていましたが、例えばグループホームを出て自立して支援を受けながら子どもを育てればいいだけの話ではないでしょうか。また、「どうして自分が産まれたかと聞かれた時に誰が責任を取るのか」とも言っていましたが、どうしても生まれて欲しかったんだと言ってあげれば良いのではないでしょうか。この施設側の考え方や言動は命の選別に繋がりかねないと私は思います。それからもう一つは、ネット上で施設側を擁護する声が沢山上がったと言う事に、私は非常に危機感を感じています。この事からしても、まだ優生思想が日本に蔓延していると言えます。

 思えば約30年前、私も結婚し子どもを産み育てると言う道を選びました。何故そんな大それた事が出来たかと言うと、私は施設で育ったのですが、初潮を迎えた時に優生手術を施設側から勧められた、と言う経験があったからだと思います。こども心に悔しくて、悲しくてたまらなかった。人は誰もが、子どもを生み育てる権利を持っています、どんなに障がいが重かろうと、他の人がその権利を奪う事は絶対に出来ません。今、私の子どもは成人してそれぞれ自立して生活しています。もしあの時手術をしていたら、と思うと恐ろしくて寒気がします。それと同時にあの時自分が取った判断が誤りではなかったと胸を張って言えます。

 今各地で旧優生保護法裁判が行われているのに、また同じようなことが明らかになりました。私達当事者は怒りと悲しみでいっぱいです。今だに優生思想がはびこっている現実を目の当たりにして、自分達の力のなさと、確かにある内なる優生思想と闘わなくてはならない。それは私達の思っているほど簡単な事ではないということを改めて思い知らされました。

 しかし、私達あいえるの会も決して諦めません。一歩でも自分の中にある内なる優生思想と、他者が持っている優生思想と闘いながら、どんなに障がいが重くても本当に自分が望む人生を誰もが歩んでいけるよう共に歩んでいきたいと思っています。

  

 なお、この事件に対する声明を全国自立生活センター協議会が公開したので、下記のリンクよりお読みください。

「あーすろーどと自立生活について」の動画を公開しました。

https://www.youtube.com/watch?v=AVCYvY_V0nk

自立生活事業部 三宅貴大

今回、地域で生活(自立生活)している障がい当事者のことを知ってもらいたいのと同時に、親元から離れて地域で生活(自立生活)を考えている障がい当事者の皆さんに、あーすろーどの事、そこで生活をしている私たちの姿の動画を作成して、この度、Youtubeにて公開しましたので、上記のURLより、ご覧ください。

障がい福祉課との意見交換会に参加してきました。

自立生活事業部 三宅貴大

 去る10月13日、郡山市役所にて、市内の障がい者団体と障がい福祉課との意見交換会が行われました。

 そちらに、宮下理事、三宅、柳沼(三宅のヘルパーとして) で行って来ました。

 この会議は年に一度、郡山市内の障碍当事者団体が、障がい福祉課に対して、サービスや制度がより良くなるよう、またより使いやすくなるように意見を出させていただくもので、毎年行っています。

 当法人からも意見を発言させていただきました。

 今回は、事前に市役所に提出させて頂いた意見と、それに対する回答が記載してあるPDFを掲載いたします。ぜひ下記のPDFファイルをご覧ください。

旧優生保護法裁判の傍聴について

仙台高等裁判所(全景)

自立生活事業部・副理事長 秋元恵子

 去る10月11日、仙台高等裁判所にて旧優生保護法裁判の第二審が開廷されました。私はほんとはこの裁判を最後まで見守り続けるつもりでしたが、コロナ禍や忙しさに紛れ、何回かの裁判を見逃してしまいました。その反省を込め、今回はしっかり傍聴しようと出かけました。

 今回の裁判は仙台地裁で原告が勝ったにも関わらず、除斥期間の問題で賠償金は支払われ無いという事になってしまい、それに対して原告が不服として控訴したものです。

 初めに、原告が今までの流れを弁護士と一緒に話をして、その後、元宮城県知事の浅野史郎氏が証言台に立ちました。浅野氏は「厚労省の障害福祉課長の頃に優生保護法と言う法律があるという事は知っていた。だけどその法律によって、このような優生手術と言う人権侵害が行われたという事は知らなかった」と証言されました。それから除斥期間についても「当時は家に障がい者が居ると言うだけで差別的な目で見られ、なかなか自分から訴えるというのは難しかった。やまゆり事件をみても被害者の名前を出さないと言う風潮があるくらいだ。そういう観点から除斥期間を設けること自体が間違っている」と言っておられました。

 私は今回の裁判を傍聴して、まず盛り上がりに欠けていることがとても気になりました。確かに元CILたすけっとの仲間たちが何人かは来ていましたが、女性の当事者は私だけと言うのは、何とも心もとない気がしました。もっともっと盛り上がって行かないと完全勝訴は難しいのではないかと思います。どうか皆さん一緒に戦って行きましょう。

ILPを行いました。

自立生活事業部 三宅貴大

 去る、7月14日(木)と7月21日(木)の2回に分けて、不動産会社との交渉のロールプレイと、実践を行いました。

 ILPのロールプレイで学んだ上で、不動産会社に行き、ロールプレイと同じように不動産会社に伝えることが、出来たと言う人と、緊張してロールプレイより上手く伝える事が出来なかったという声が、半分に分かれていました。

 来年(2023年)の11月まで、猶予があるとはいえ、それぞれ早めに引っ越そうと奮闘しているので、ILPやさまざまなところから情報を入れながら、住居探しを頑張っています。

ILPの様子

郡山富田駅、磐梯熱海駅で行っている、乗務員による乗降介助の試験運行に乗車体験して来ました

 3月28日、行きは郡山富田駅から磐梯熱海駅まで電車に乗って向かう班と、ノンステップバスで向かう班に分かれました。

 今回行った理由は、JR東日本で乗降介助について、今までは大きな駅の駅員が、車いすの利用者が乗降する無人駅までその都度来て行っていましたが、乗務員による乗降介助の実証実験を行っている(※3つ前の記事を参照ください )ことを知り、自立生活事業部でも活動として行かなければという事で行って来ました。

 帰りは、熱海駅から郡山市内までのノンステップバスがないため、全員で電車に乗り、郡山富田駅まで帰りました。

 今回は、この実証実験の期間中に、当事者が利用したのが初めてという事もあり、JR東日本の職員数名が同行してくださりました。

 車内では、JR東日本の職員の方と話が出来ました。現在はまだ実験段階との事でしたが、このように、いつでも乗降できるようになると、私たちも利用しやすくなるな、と感じました。

 このJR東日本さんの取組を拡大してもらうためにも、これからもJRを利用していきたいと思います。

 是非、皆さんも利用してみてください。

郡山富田駅で列車を待つ自立生活事業部スタッフとJR東日本の職員さん
郡山富田駅で列車を待つ自立生活事業部スタッフとJR東日本の職員さん
磐梯熱海駅に到着!せっかくなので、記念にみんなでパチリ
磐梯熱海駅に到着!せっかくなので、記念にみんなでパチリ

セブンイレブン郡山緑町店前の歩行者用信号機が変わりました。

信号機変更前
信号機変更後

自立生活事業部 三宅貴大

セブンイレブン郡山緑町店前の歩行者用信号機が、上左の写真のように老朽化により色の識別がしにくい状況にありました。

そのため、昨年から道路維持課と郡山北警察署に対して、要望を行っていました。

先日、変更の報告があり、写真を撮って来ました。

LEDに変更になったことで、夕方などの日が低い時間などでも、信号の識別がしやすくなりました。

これで、安心して道路を横断することが出来ます。

旧優生保護法裁判について

自立生活事業部・副理事長 秋元恵子

 令和4年2月、大阪高等裁判所において旧優生保護法に関する裁判の第二審が開かれました。今回のように、旧優生保護法下での強制不妊手術への謝罪と賠償を求める裁判は、2020年度から仙台、東京など各地で起こされておりますが、今回の裁判で初めて原告の言い分が認められ(これまでは、国の過ちは認めるが、賠償を請求できる期間が過ぎている、という判断)、国は賠償するという事になりました。 これは私達障がいを持つ者にとっては画期的な事です。

 私も何度か仙台での裁判には足を運び、傍聴させて頂きました。国の法律によって子どもを産む権利、育てる権利を奪われるというのは、決してあってはならない事です。私も先輩方がこの悪法により苦しみ、悩み、泣いているのを何人も見て育ちました。私自身も、もしかするとこの裁判の当事者になっていたかもしれない…そう思うと、とても他人ごととは思えません。

 私達当事者は、国に対して上告をしないよう署名で求めました。しかし国は、残念ながら上告してしまいました。そのために、原告の方たちは、また何年もの間苦しまなければなりません。 

命の尊さに優劣を付けてはいけないという事、そのことを訴えるためにも、ここまで来たら、是非最高裁に訴えを認めさせる日が来ることを願っています。

無人駅でも事前予約なしに車いす利用者が乗降可能になる、試験運用が始まります!

自立生活事業部 三宅貴大

3月より、JR東日本・磐越西線の郡山富田駅と熱海駅を対象に、乗務員(運転手)がスロープを持参し、無人駅での車いすの方の乗降介助の試験運用が始まります。

詳しい内容は、下記のDPI日本会議のURLをご確認ください。


介助者募集のための活動を行いました。

自立生活事業部 三宅貴大
 去る、12月24日、JR郡山駅前で、ビラ配りを行いました。

 今回はビラ配りだけでなく、他の自立生活センターの動画で見たのを参考に、ビラ配りをする班と、ヘルパーの必要性や魅力についてスピーチする班に分かれて行いました。

 クリスマスイブという中、前回より多くの通行人が通り、中には、スピーチに足を止めてくれる人もいました。

 午前と午後の二つに分かれて行いましたが、寒い中、皆さん頑張っていました。

 一人でも応募があると嬉しいです。

公共交通機関に係る意見交換会

公共交通機関に係る意見交換会を開催しました!

意見交換会の会場の様子
意見交換会の会場の様子

自立生活事業部 三宅貴大

 去る11月15日、ミューカルがくと館にて、「公共交通機関に係る意見交換会」を開催致しました。

 今回の意見交換会には、郡山市聴力障害者協会と郡山盲人協会、福島県盲ろう者友の会、郡山市手をつなぐ親の会、福島県視力障害者協議会さらに、当法人の生活介護事業所の利用者の2名をお招きして、意見交換を行いました。

 今後の意見交換会は、前回の意見交換会後に改善した事や新たな問題があるかについて話し合いました。意見交換会では、「バスの降車ボタンがバラバラのところにあるため分かりにくいので、統一して欲しい」という意見が聞かれました。

 また、UDタクシーについては、「予約から乗車までに1時間掛かった」という発言が聞かれました。

 今後、このような意見を要望書にまとめて、公共交通機関に送らせていただき、3月頃に当事者団体と公共交通機関との意見交換会を開催する予定なので、その模様も掲載いたします。

あすまち会議こおりやまの報告

グループワークで発言する筆者
グループワークに参加する筆者(中央奥)

自立生活事業部 三宅貴大    

あすまち会議こおりやまが行われました。あいえるの会からは、私、三宅と宮下が選ばれ、全4回のプログラムに参加しました。

このあすまち会議こおりやまは、市民の声を市政に反映するために、各世代で、無作為に何人か選ばれて、郡山市を誰もが住みやすい街にするために、様々な意見を話し合い、考えを共有する場です。

最初は、「どんな郡山にしたいか」という事を5項目程度書いて、それを、より具体化していくという作業から始まりました。その後、1~2つに絞り、それについて、グループで話し合うという作業に移りました。

私は、郡山テアトルのバリアフリーについての意見と、健常者と障碍者が共に通える学校の意見の二つに絞り、その二つの絵を描きました。

今後は、上記の事を基に品川市長の前で、参加者の中から2人程度選ばれ、市長の前で発言する予定のようです。

残り1回なので、少しでも、障碍当事者ならではの意見を発言出来るように頑張ります。

ILPの報告②

ILPですごろくをやっている様子

自立生活事業部 三宅貴大

 9月28日(火)、ILPの「介助者募集編」の第2弾を行いました。

 今回は、前回の振り返りと、 “すごろく” の手法を使い、あーすろーどの入居者のヘルパー募集に対する考えや手段について、楽しく情報交換を出来ました。

 例えば、「メディアの取材をさせてもらって大丈夫?」というマス(質問)のところに同じ人が何度かあったてしまう事がありました。
 最初は「顔を出さなければ、取材してもいい」と言っていましたが、何度も止まることで、「もう、顔出しの取材をしてもいいよ」というように考えが変わっていきました。
 この事から、人は同じ質問に答え続けると、NGだったことも「いいよ」というように変わる事があることを知りました。
 介助者募集も何回も繰り返し、行えば、必ず結果は、付いてくるという事なのだと思います。

 さらに、ここで、出た内容は、今後の介助者募集編のプログラムに生かしていく予定です。

 また、この様子は、後日、はなまるNEWSにも掲載するので、そちらもご覧ください。

ILPの報告

グループワークの様子
ILPでのグループワークの様子

自立生活事業部 三宅貴大

 9月2日(木)、ILPが行われました。

 今回は、「介助者募集編」という事で、全7回行われます。この日は「介助者の必要性を再確認」という事で、秋元副理事長の講義を通して、介助者の必要性やヘルパー集めを自ら行う大切さと苦悩を知る事が出来ました。
 このILPでは、実際にヘルパー募集の行動(具体的な内容は未定ですが)に移したり、ピアカウンセリングを行ったり、様々なプログラムを通して、ヘルパー募集のスキルを高めていきたいと思います。
 このILPの報告も、随時更新していきたいと思います。

JILユースパワーネットオンライン企画「じりつサロン」が行われました。

ZOOMイベントの様子

自立生活事業部 三宅 貴大

去る8月20日、以前ホームページに、参加申し込みを呼びかけさせていただいた、JILユースパワーネット主催のオンライン企画「共に生きる~私らしく地域で暮らす~」というテーマで、じりつサロンが行われました。

このユースパワーネットとは、自立生活運動を継承し発展させていくため、次世代である若手障がい者の発掘・育成に主眼を置いて活動をしています。また、若手障碍者が活躍できる場の提供や全国のネットワークを作る事も目的に活動している委員会です。

そして、今回、15歳~22歳の障がい当事者・健常者を対象にオンライン企画をzoomで行いました。そこでは、私とユースパワーネットのメンバーの一人でもある、自立生活センター富士の和田沙紀子さんと共に講演を行いました。当日はユースパワーネットのメンバーを除いて、5名も全国から参加していただきました。

私は、当事者運動と自立移行住宅あーすろーどでの生活・健常者と障碍者の違いについて、和田さんは、自立生活の中で楽しいこと自立生活を通して、参加者に伝えたい事についてそれぞれ、講義を行いました。

その後、グループワークを行い、今の支援学校の事や、将来どうしたいかなどについて話し合いました。参加者の中に私の学校で、今、東京に住んでいる後輩が参加してくださってくれました。後輩から、「福島は都市部に比べて、ヘルパー不足等の問題で、福島に戻って来るべきか、残って仕事を探すべきか迷っている」という話を聞きました。

私が講師として、講義をするのは、ポラリスの講義以来2回目で、zoomでの講義は、初めてだったので、緊張しました。11月、12月と講師を務める講義がある予定なのでやりながら、徐々にzoomの操作や講義での緊張をしないように講師を慣れていきたいと思います。

ILPの報告

ILPの報告
自立生活事業部 三宅貴大
8月4日(水)、ILPを行いました。今回は、ヘルパー編の最後という事で、以前ホームページに上げた、「調理でのヘルパーの使い方」と「外出時のヘルパーの使い方」を講義や実習を通して、介助者に自分のやりたいこと、思っていることを上手く伝えるためには、どのような伝え方が、伝わりやすいかを学びました。
今回のこの反省と今後のILPについて、話し合いました。反省では、「何もできないできたが、いまでは少しずつ出来る様になって来た。」という反省や「食事を準備の時に栄養バランスを考える様になった。」という反省がありました。
また、今後の展望についても情報交換しました。
今回で、ヘルパー編は、一旦終了ですが、今後は、事業部で話し合い、新たなテーマでILPを行う予定です。

ユースパワーネットのオンライン企画開催のお知らせ

自立生活事業部 三宅貴大
 今回は、イベント告知をさせていただきます。
 今回、JILユースパワーネットの企画「じりつサロン 共に生きる~私らしく地域で暮らす~」で、私もお話をさせていただきます。
 "私らしい生活"ってなんだろう??、"共に生きる"って何故大切なの?障がい者が"地域で暮らす"とは何かを伝え、共に考える場にしたいと思います。
 対象は、13歳~22歳の学生さんです。障がい者、健常者問わずに参加出来ます。また、講演後には、グループワークを行います。
 一緒に「地域で生活する」事を考えてみませんか?
 ご興味のある方は、チラシの問い合わせ先まで連絡ください。
※このイベントの参加申し込みは締め切らせて頂きました。

ユースパワーネット・オンライン企画 チラシ兼参加申込書

ILPが行われました。

自立生活事業部 三宅貴大
 あーすろーどブログでも紹介しましたが、6月2日(水)に開催されたILPについて投稿したいと思います。ILPとは、自立生活を目指している人に対して、障がい当時者の先輩から「自立生活」に大切な力を学ぶ場です。「調理を通して介助者(ヘルパー)に、より良い指示の仕方を学ぼう」というテーマで、緑川さんと私・三宅で行われました。主食は、課題に出されたメニューをそれぞれが担当して、副菜はそれぞれ好みのものを作りました。緑川さんは、もちもちクレープとサラダ。私、三宅は、ドリアとマカロニサラダを調理しました。実際に調理をしているところを自立生活事業のメンバーと、次回に調理する和泉さんに見てもらいました。
 そのため、いつもの料理をしている感覚と違いました。 「自分の料理をしている」ところを見られている緊張感の中で行われましたが、 何とかうまく作る事が出来ました。調理した後は、コロナウィルスの予防の観点からソーシャルディスタンスを取りながらの食事でした。
 その後の意見交換会では、「今まで、介助者に作って欲しいものを伝えて作ってもらっていたが、今回のように一から指示して作ることの大切さや、作るメニューを考えることの大変さを学ぶ事が出来ました」という意見や、「マカロニを茹でる時に、鍋に入れたマカロニをかき混ぜなかったため、鍋の底にくっついてしまいました。鍋をかき混ぜながら茹でれば、鍋のそこにくっついてしまうこともなったのではないか」という言葉が聞けました。
 次回は、和泉さんと本栁さんが行う予定なので、その模様もホームページに掲載したいと思います。お楽しみにしてください。
介助者の調理の様子を見ながら指示を出す三宅さん
介助者に指示する緑川さんと、それを見ている担当者

DPI日本会議全国集会に参加しました

自立生活事業部 三宅貴大
 去る5月30日(日)、私、栁沼、宮下理事、白石理事長で、DPI日本会議の研修会に参加しました。今回は、新型コロナウイルスの影響で、昨年と同じくZoomにて行われました。参加者は、過去最高の約350人を記録したそうです。
 今回は、「今こそ国内法の法整備を!障害者権利条約の完全実施に向けて~差別、虐待を無くす!脱施設を進める!~」というテーマを基に、先日の通常国会で可決となった「障害者差別解消法の見直し」の概要の説明、精神障がい者の地域移行支援の課題や重度訪問介護を利用しての就労の問題、ジェンダー差別に関しての問題の4つに関する講義が7時間にわたり行われました。
 私が特に力を入れたいと思っている、「就労における重度訪問介護の利用」に関して、就労中の介助については、現行の制度では重度訪問介護は使えず、「障害者雇用給付金助成金」と「地域生活支援事業」で受けなければならない、複雑な仕組みである事と、市区町村の管轄であるため、郡山市にも認めてもらう必要がある、という事が分かりました。
 私達も重度障がい者であっても働けるように制度の動きを見ながら、訴えていきたい思います。

障がい福祉課に提出した、要望書の回答をしに来所されました。

自立生活事業部 三宅貴大
 去る1月13日(水)、私たちが提出した要望書の回答に郡山市障がい福祉課の課長と係長が来られました。
 支給時間については、個々に応じて調査を行った上で、審査会を経て支給決定をしているという話を伺いました。また、雑談の中で夜間の介助についても話合われ、介護ロボットの活用の話が出されました。私たちも今後も今回のような懇談会を行い、より良い地域移行に向けて共に頑張っていきたいと、障がい福祉課長からお話がありました。
 自立生活事業部としても、今後も話し合いをしていきたいと思っています。
 また、要望書の回答を添付いたしますので、ご覧ください。

重度訪問介護の支給時間について、要望してきました

自立生活事業部 三宅 貴大
去る、12月15日(火)、秋元、外山、栁沼が、郡山市障がい福祉課に重度訪問介護の支給時間についての要望に行ってきました。郡山市の重度訪問介護の支給基準は、支援区分6で一ヶ月あたり217時間(一日約7時間程度)しかありません。ところが、厚生労働省(国)は、「本人の必要な時間数を支給するように」と通知しています。しかし支給時間数が多くなると、市区町村の財政に負担がかかるということで、なかなか超過申請を認めてくれるまでに時間がかかるのが現状です。
 そこで、自立生活事業部では、要望書を作成し、郡山市に提出してきました。要望書は下記に添付しますので、ご覧ください。

ポラリス保健看護学院で講義を行いました。

自立生活事業部 三宅貴大
 去る11月13日(金)、あいえるの会から外山・栁沼・三宅で行きました。
 毎年あいえるの会では、ポラリス保健看護学院にて、授業の一環で講義を行っています。講義のテーマは、「障がい者の生活」という事で、外山からは、自分史と自立生活センターについて、柳沼からは、障がい者との出会いと障がい者との接し方について、三宅からは、自分史と自立移行住宅あーすろーどについて話をしました。
 90分間という長時間の講義でしたが、生徒の皆さんは熱心に聞いていて、私たちにとっても良い機会となりました。

障がい福祉課との意見交換会に参加しました

 去る8月31日(月)、郡山市総合福祉センターで行われた、「第5期郡山市障がい者福祉プラン」に関する意見交換会に、外山と私三宅で参加してきました。
 障がい福祉プランとは、障碍者の地域生活を支援するためのサービス等の方向性や供給量について計画するものです。そのプランは3年に一度、見直しがあり、その時に各障碍者団体からの意見を取り入れるための意見交換会が開かれます。第5期は来年度からなので、今回の意見交換会となりました。
 今回私たちは、重度訪問介護の利用下における就労の問題・支給時間の問題に関する要望等を行いました。
 私たちが市に対して提出した要望は、下記のファイルでご確認いただけます。ぜひご覧ください。

(20KB)

←障がい福祉課へ提出した意見・要望書

コロナウイルスに関する要望書を提出してきました。

自立生活事業部 三宅貴大
 8月13日に、郡山市障がい福祉課と保健所に新型コロナウイルス禍における重度障碍者の感染予防と感染時の対応について下記の要望をしてきました。
1、重度障碍者がコロナウイルスに感染した場合、軽度・重度を問わず入院をさせてください。
 また、その際の身辺介助に関して、誰がどのように保障を行うのか、教えてください。
2、ユニバーサルデザインの観点から様々な人・手話などのコミュニケーション手段を持つ方に対し、誰でもが分かりやすい報道等周知活動を行ってください。
などの項目について、要望をしてきました。
 その他の要望をした項目については、要望書・資料を添付いたしますので、ご覧ください。

(17KB)

←障がい福祉課へ提出した意見・要望書

(71KB)

←郡山市からの回答書のダウンロード

UDタクシーに関する調査活動

郡山市 UDタクシー導入状況(2020.04.07)

 自立生活事業部では、郡山市内のUDタクシーについてアンケート調査を行っています。
 その一環として、郡山市内のUDタクシーの台数について、福島県ハイヤー・タクシー協会中央
支部から回答をいただきました。まだ乗ったことがない方は、一度乗車してみてください。
 予約の際に「UDタクシーをお願いします」と言っていただきますと配車していただけます。
 また、万が一乗車拒否に遭われたら、自立生活事業部までご連絡ください。

自立生活事業部 外山裕一

 
会社名
台数
電話番号
クラブ自動車
024-932-8289
郡山タクシー
024-945-2820
湖南交通
024-922-7625
郡山観光交通
024-945-0700
西条タクシー
024-932-0744
6
福島観光自動車
024-944-7311
フタセ交通
024-943-1011
ハッピータクシー
024-933-2444
報徳観光バス
024-945-0088
10
介護タクシーさとう
024-953-2627
 
24
 
 
☆情報は2020年4月7日現在のものです。以降の状況には変化がある可能性がございます。
 詳細は、各タクシー会社にお問い合わせください。
 (なお、2021年11月8日現在、ハッピータクシーはUDタクシーを運用していないとの事です)
特定非営利活動法人
あいえるの会
〒963-8022
福島県郡山市西ノ内二丁目11-15
TEL.024-954-5504
FAX.024-925-4558
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