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自立移行住宅 あーすろーど

「あーすろーど」ブログ

3月のILP(自立生活プログラム)が行われました

2021-03-04
 3月のILPが行われました。今回は、橋本担当理事が、「住宅のことについて」ということでお話したとのことです。入居者は、3年後には退去をすることになっています。現に住宅探しをはじめた入居者もいます。現在、橋本担当理事は一軒家を借りて暮らしています。今まで12回引っ越しをされて、今のところに落ち着いていらっしゃいます。ただ、今回の地震で建物が被害を受けており、また家探しをしていらっしゃるとのこと。
 そんな訳で、一人暮らしを始めたころの苦労話、アドバイス等、生の体験話を聞くことができたようです。入居者の感想、先輩からのアドバイス、また、最後の質問の場面で、参加させていただきましたので、お知らせします。
 まずは感想です。「重度の身体障がい者が一人暮らしをすることの理解が少ない中、必死に何が何でも探すという努力が凄い。今自分は、ヘルパーがいて、それでも不安なのに本当にすごい。自分ならきっとあきらめていたと思う」「築年数が経っている家は、家賃は安いかもしれないが、地震に弱かったり、水害にあったりする可能性がある。まず、地震とか台風とかにも大丈夫か、それも考えて探したほうがいい」「市営住宅に申し込んだら当たったのはいいけど、お風呂に入れなくて断念した。申込時に中を見せてもらっていればこんなことはなかったのにと思い、事前に見せてもらえるように市長に要望した。見せてもらえて、申込み、入ることができた」「いざという時は、友達が助けてくれる。友達の輪を広げて。まちを歩いて、こんにちは、と挨拶をする。私、家をさがしてるんだー、と声をかけてみる。そのことがきっかけで見つかることもある」
 次に参加者さんからの質問です。
①公営住宅に入りたいとは思わなかったのですか。
⇒俺らのころは、俺らが入れるようなのはなかったから、市役所に、かなり強く「作ってくれ!」「住まわせてくれ!」と要望書等、何回も何回も出したんだ。行政側は「今は出来ない」とはねつけた。市も県庁も国鉄(今はJR)の人も、「あんた方は、どっから来たのか?家から逃げて来たのか?」と聞く。すると白石さん(理事長)は、ものすごく怒るんだ。俺も怖いくらい。そのうち、市営住宅ができた。
②なぜ市営住宅が出来たのに入らなかったんですか?
この件に関しては、動画にしましたので下記のURLでご覧ください
 ただ、質問の答えが最後に途切れてしまいましたので、ここでお答を掲載します。「(抽選に)当たんなかったから。3回くらい申し込んで、全部当たんなかった。俺は運の悪い男なんだ。それに(市営住宅が)まちなかでなくて遠くに出来ちゃったから」
 
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