今月の市民ネットワークは、担当の小窪さん、孝男さん、増子さんの3名が中心となり、「移送問題」について話をしました。
まず小窪さんが、”あいえるの会で有償運送を行うための要件”や”タクシー事業を行う要件”について調べてくれました。それによると、設備、車両、資格、人員等の様々な要件があり、それをすべて満たすことで可能となるということでした。
次に孝男さんが、緊急時の移動手段について、実体験をもとに話をしました。交通事故に遭ったときに、言語障がいがある事で救急隊員の方になかなか自分の言葉を理解してもらえなかったこと、家族を呼んでくださいと言われたが、妻も車いすなのですぐには来れないこと。また、夕方病院へ行こうとしても、17時以降は福祉タクシーはやっていない、と断られ困ったということでした。
増子さんは、実際に警察署へ行って、地域の障がいのある方への対応をどうしているのかという事を確認してくれました。やはり、警察としても、どこのお宅にどんな障がい・高齢の方がいて、どんな支援が必要かという事をすべて把握することは出来ていないそうです。
私たちが出来ることとして、消防署や警察署、交番と関わりを持ち、何かあった時に協力・理解を得られる関係性を築いていく事が必要だという事でした。
そこで、タクシー事業所へは17時以降も福祉タクシーの利用が出来るよう、消防署へは、タクシーがつかまらずやむを得ない状況では救急車を使えるように、これから要望していこうという事に決まりました。