8月のテーマは「移送問題」です。”夕方や夜間、必要時に福祉タクシーの予約が取れないために困っている”という声が多いことから、今回は担当の栁沼さんと大野さんが「郡山市における福祉車両移送事業の現状」を調査することになりました。そこで、郡山市内でタクシー事業を行っている事業所へ、栁沼さんが作成した「福祉有償運送業務に関するアンケート」を郵送し、返答を待ちました。アンケートの主な質問項目としては、
○福祉有償運送業務を知っているか
○福祉有償運送に使用できる車両の保有台数ついて
○運送しようとする旅客の範囲
○運転者が所持している免許や資格等
○運行管理者の人数
○福祉車両の有効活用を目的として、各事業所の皆さんで「福祉有償運送業務ネットワーク(仮称)」を立ち上げ体制が整った場合には参加していただけるか
というものでした。
しかし、22社の事業所へ郵送したにもかかわらず、残念なことに回答を頂けたのはたったの5社。これでは、市内の車両移送事業の現状を充分に把握するには至りませんでした。
こんなにも、福祉車両移送事業に関心のない事業所が多いという事なのか。これでは「福祉有償運送業務ネットワーク(仮称)」の実現は夢物語で終わってしまうのでしょうか…。
では実際に福祉タクシーを利用している利用者はどのくらいいるのか、タクシーを必要としている人数が少ないからこのような結果となってしまったのか。
いずれにしても、私たちが福祉タクシーを積極的に利用していくことで、タクシー事業所側にも「私たちが困っている」という現状を真剣に受け止めてもらい、改善して頂きたいと思います。